帰納法
子供さんの矯正。
決まり事がいくつかある。
全員が、最初からうまく行くとは思ってない。
始めた当初は、こちらもポカがあった。
やっと、最近ポカは無くなる。
対応も多彩になって、ロスが減る。
帰納法に頼る日々。
帰納法とは、観察された事実や事例から、一般的な法則や結論を導き出す思考法です。
経験則や統計的手法に基づいた推論や結論の導出に用いられ、
多くの自然科学系の学問の基礎的な手法となっています
でもね
その事実の成立を可能とする理論的文脈や社会的背景なしに、事実は存在し得ない。
「思い込みや先入観のない事実」は存在しない、絶対的客観性はあり得ない、ということである。
帰納の前提となる事実は、完全には信頼できないものである。
帰納の飛躍。ジョン・スチュワート・ミルによって提示された。
どれだけデータ(事実)を集めてもその数は有限であり、無限の事柄を言い当てる全称命題は導出できない。
帰納には、有限から無限への無理な飛躍がある。
簡潔性原理の前提。「自然法則は簡潔な構造を持つ」
ということを前提にしなければ、帰納は集められたデータから一意的な決定ができない。
複数の法則に帰結するようであれば帰納は意味をなさないが、実際は多様性につきまとわれる。
そのために、簡潔な法則を選択するという前提があるのだが、その原理自体を帰納では証明できない。
文章にされると、よく分かる。
じっと手を見る。
まあそれでも、続けていこう。