夜遅くまで、真面目にしてると久しぶりに出てきた。
閃輝暗点
調べてみると、芥川龍之介の小説に出てる。
閃輝暗点とは、突然視界に鋸状のギザギザした光が現れ、その光は時間と共に段々と拡大していきます。数分から長い場合で1時間ほど続きます。10~30分ほど続くのが多いパターンですが、やがてギザギザの光は見えなくなります。
芥川龍之介の小説「歯車」にも登場していることから、ご存知の方もおられるかもしれません。
〈僕の視野のうちに妙なものを見つけ出した。妙なものを?――と云ふのは絶えずまはつてゐる半透明の歯車だつた。僕はかう云ふ経験を前にも何度か持ち合せてゐた。歯車は次第に数を殖ふやし、半ば僕の視野を塞ふさいでしまふ、が、それも長いことではない、暫らくの後には消え失うせる代りに今度は頭痛を感じはじめる〉
自分の場合は、右半分の下の部分にキラキラ不規則に動きながら現れる。
幸いに頭痛とは縁がない。
昼間、出てきた時に空を見ると結構綺麗。
原因】
網膜で感じ取った視覚情報は、最終的に脳で処理をしています。閃輝暗点の大部分は、脳の視覚情報を処理する部分の血流が一時的に低下することで起こると考えられています。つまり視覚の異常現象ですが、眼球の異常ではなく、脳の異常ということになります。
一般的には一過性の機能的な病気で、症状が治まると脳の状態も正常に戻ります。
ただ、稀ですが脳に器質的変化が生じることで閃輝暗点を引き起こす場合もあります。
疲れてるんだな〜の便利なサインと受け流す。
だって、
治療】
閃輝暗点に対する治療は、今のところありません。