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2009年3月 5日 (木)

知の衰退からいかに脱出するか? 大前研一

連続で本の話。

大前研一さんの新書。前書の「新資本論」もなんでか?読んだ。

猛スピードで書くんだろうなと思う。タイムリーに仕上げるには仕方がない事。ソフトカバーなのもそれを物語っている。

光文社だし(失礼かな?)

帯にも今話題の出来事が沢山書いてある。

自分は違う!と思ってみても、同じ日本に暮らしている以上、多少は今の風潮に左右されてるはず。例えば

「一昔前と比べると、漢字に弱くなってる」

あのAさんほど極端ではないが、パソコンが流行りだしてから、メールや携帯が日常化しだしてから、多くの人は、

「漢字は馬鹿になってる」

調べ物が本当に簡単にできるようになって、良い事なんだけど、調べた事を大切にしなくなったような気がする。

「記憶に脳を使うべきではない」とある本に書いてあった。受験生以外は確かにそんな時代。現場で学ぶ事は別として、調べ物はパソコンで済む。パソコン上の物はプリントアウトで終わり。

手を使う事は無い

手を使う「頭の部分」を使わない。

読みやすい本を読むようになる。文章も内容も。

大昔沢山合った、妙竹林な書き回しの本。その手の本を、一時期ある側面だけを取り上げて、嫌がらせのように批判する傾向があった。

意味は判りにくいけど、そこが良かったのにね。「よく判らん!」と言いながらする読書を最近してない。


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