思い出を大切に
「この金歯を新しい入れ歯に移してくれんね?」
はい!オッケーです。患者さんにとっては大事な金歯。
大昔、患者さんの治療で「金歯」をはずさなくてはいけなかった。痛みも取れるし、見た目も良くなるし。何より金歯だし。説明する私の頭のなかには何も迷いはなかった。患者さんから・・・
「結婚記念日に主人からもらった金歯なの、はずさんといかん?」
お話をうかがうと、ホントにはるか大昔。当時としては、結構高価な贈り物の一つが「金歯」。指輪ならはずせるし、バッグなら質屋に入れられる。肌身離さず?つけられる金歯。鏡を覗くたび口元に光る金歯。
ましてや好きな人からの思い出の贈り物。
また金歯は持ちが良い!!ゴールドはお口の中のかぶせ物としては、最高だと思います。勧めはしないけど、本当です。なぜなら・・・・
アメリカ人の歯科医がどんな治療を自分自身の奥歯に選ぶか?という報告がありました。多かった選択は金属です。たぶん金歯。患者さんには白い歯を勧めるのにね。
最近金歯を入れ歯以外で見なくなりました。たまに見かけると「この金歯はどうしますか?」と尋ねるようにしています。
写真は見かけるとついつい買ってしまう。読み方の判らないアルコールのラベルです。子供に見せると毎回笑います。笑いながら酔っ払える。金歯恐るべし!!
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