歯科用デジカメは!!
ポラロイド社が、経営不振に陥ったニュースを見たのは3年ぐらい前でしょうか?
「ポラロイド」何とも「すいたらしい」響きの言葉です。数年前にはかなり価格もこなれてきましたが、フィルム代が許容外でした。チェキが若い子の間で大流行しました。今では携帯がとってかわっています。
「パシ、キャチャコ、ジー」という音、意味無くフィルムを振る動作、ツルツルした白い余白。徐々に浮かび上がる甘酸っぱい時間。微妙な感じの出来栄え。奇妙な感じが好きでした。「すいたらしい」という言葉がぴったりです。
普通のカメラ(銀塩カメラ)も存亡の危機です。どこか大手が生産をやめてデジカメに100%移行を表明したのは今年のことでは?当院も院内の写真をデジカメに移行して、2年がたちます。
以前は「メディカルニッコール」という、専門機種を使っていました。レンズとストロボがきわまっていて、これ以外は「????」と思っていました。友人達もほとんどこれでした。こだわる人は「フィルム」にも一家言を持っていました。写真ではなく、「スライド」用です。
大きなスクリーンに映されると、10年も前の症例との比較を考えるとフィルムへの執着もうなずけます。スライドの白い淵に、日にちや名前を書き込む作業が、嫌でした。いつもスタッフに助けてもらっていました。来る患者さん全てに口腔内写真を取っていました。膨大な量になります。少し迷惑だったみたい。
今は楽チン。デジカメです。多くのメーカーが参入してきました。スライドに慣れている私は踏ん切りがつきませんでした。どれもこれも????が沢山付いたからです。知り合いが3台くらい買って、全部却下していました。恐ろしくてそんなまねはできません。「いいのがないかな~」と悩んでいたところに、今の機種が現れました。偶然にも前出の彼が落ち着いたのと同じでした。カメラは奥が深いです。知識がある人ならどんな機種でも使えるのでしょうが、私は知識が氷点下です。
昨日メーカーの方が来られました。「ミラー観がすこし暗いようなので設定を変えときますね」確かに暗くなるときがありましたが、手をこまこまねいていました。1,2分ピコ、ピコと電子音を鳴らしながら、いじってもらいました。
メーカー 「はいできました。これで解決するとと思いますよ。」
私 「ありがとうございます。どうすればいいんですか?」
メーカー 「かけっこのマークに合わせてください」
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