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2011年10月31日 (月)

受け売り

受け売りをのせます。


 300年ぶりの大変革の今

 大切になってくる3つの働き方と生き方とは?

小田真嘉です。

2011年も、あと2ヶ月ですね。


今年の後半戦から

特に、リーダーや企業様から

「これからの日本はどうなるのか?」

という相談をたくさん受けるようになりました。


私なりに

経営者のみなさんや現場のスタッフ
ユーザーさんたちとの対話を通じて感じていること

そして、師匠・北極老人から教えていただいことを含めて
今後の未来予想などをお話させていただいます。


2011年は

日本は地震、原発、食糧問題…

世界では経済不安、大規模デモ…


などなど、大きな変化が起きたり

根本的な問題が表面化しました。


しかし

2012年からは
もっともっと大きな変化が起きるでしょう。


自然災害や食料問題が悪化したり

企業や政府の不都合な数々の真実が暴露されたり

経済至上主義の限界が訪れたりするでしょう。


「経営の父」や「未来学者(フューチャリスト)」とも呼ばれた

ピーター・ドラッカーは

29歳(1939年)のときに

処女作「経済人の終わり」を出版しました。

テーマは、「経済至上主義の終わり」


経済人( economic man )とは

経済至上主義に生きる人であり

経済(money)のために生き、

経済(money)のために死ぬ人(企業、社会、国)です。


ドラッカーは

「経済至上主義は、人を幸せにしない。本当の幸せをもたらさない。」

とも言っています。


これは実に、重要な視点であり


これから経済至上主義の問題と弊害が

次々に表面化してきています。


実際、

経済至上主義の最大の波が

今、日本を飲み込もうとしています。


それが

「TPP(Trans-Pacific Partnership:環太平洋戦略的経済連携協定)」です。


これが実現すれば

事実上

日本国2600年の歴史の中で最大規模の

経済的侵略(支配)を受けることになります。


「TPP」については

中野剛志さんの2つの動画を見ていただければ
だいたい分かると思います。

1.どうなるTPP交渉参加?メリットとデメリットは(16:21)
http://youtu.be/G9aWJ8Orl10

2.中野剛志先生のよくわかるTPP解説(12:34)
http://youtu.be/RlyluxDfjMo

TPPが実現すれば

「国家(国民の生命財産)の繁栄」よりも
「経済(企業の損得利益)の支配」が上位にくる

経済至上主義の果ての世界が訪れます。

そうなれば日本には
様々な問題が起きることは間違いないでしょう。


2012年以降

今まで以上にグローバリズムや
経済至上主義は加速し


会社も個人も
強制的に変化(イノベート)することを迫られるでしょう。


ドラッカーは

2005年11月
この世を去る直前に


・今は、三世紀(300年)ぶりの大変化のとき

・歴史がまだ見たことのない未来がやって来る

・2020年頃までにその変化が起きる

・世界の未来は、日本にかかっている

と述べています。

では、私たちはどうすればいいのか?


それは


マクロな大きな規模での解決策ではなく

ミクロのひとりひとりの働き方と生き方がカギとなるでしょう。

2012年以降に大切になってくる

働き方と生き方が3つあると思っています。


ひとりひとりが

1)共感する仲間と手を取り合うこと

2)自分の強み(長所、武器)を発揮して
 仲間の弱み(短所、欠点)を補うこと

3)与えられた持ち場(役割)を守ること


この3つを愚直に行うことで

今いる、自分の周りを
明るく照らすことだと思います。

神話学者ジョーゼフ・キャンベルは

NHKの「神話の力」という番組の中で

こんなことを話していました。

===============

ドイツの哲学者ショーペン・ハウエルは
60歳ぐらいのとき、こういっています。


『ある程度歳をとり人生を振り返ってみると
そこにはひとつの秩序があるように見える。

まるで誰かの手で構成されたかのようだ。

ただ偶然に起きたように見えた出来事も
実は次の展開のために重要な要素だったことが
あとになって分かる。

この筋書きは一体誰が作ったのだろうか。

夢が自分では意識できない
自分自身の何かによって作られるように

人生も全て自分の内なる意思によって作られるのだ。

偶然出会った人々が

自分の人生の重要な要素になるとすれば
自分も他人の人生の重要な要素になるはずだ。

全ては一大シンフォニーのように響き合っている。


あらゆるものが他の全てのものに影響を与えているのだ。


我々の人生はどれも同じ一人の人が見る夢のようなものだ。

見えないひとつの意思から生まれている。


それゆえ

我々の人生は他の人々の人生とつながりあい
全ては互いにつながりあっているのだ。』


素晴らしい思想です。

これはインドに起源をもつ思想で
“宝石の網”と言われるイメージです。

宝石の網の中では
全ての宝石が他の宝石を反射して輝きます。

あらゆるものは

他のあらゆるものとの相互の関係で成り立っていて
全ては影響しあっています。

ですから

なにがあっても誰も責めることができないのです。

そのひと本人の意思で起きたわけではありません。
誰一人として自分の意図したとおりの人生を生きる人はいないのです。

===============

天台宗を開いた仏教大師・最澄は
理想的人間像をこのように言っています。

 「国宝とは何ものぞ。
 宝とは道心なり。

 道心ある人を名づけて、国宝となす。

 ゆえに古人いわく

 径寸十枚、これ国宝にあらず。

 一隅を照らす、これ即ち国宝なり」と。


これは

今自分がいる場所や置かれている立場で

求道心(ぐどうしん)を持ち

自分が切りひらいていくという気概で精一杯努力し
その場所を明るくすることのできる人になること。

そのような人こそが
何ものにも代えがたい国の宝である。

ということです。


もっとカンタンに言えば


自分が輝けば、周りも輝く。

周りが輝けば、世界も輝く。


まさに“宝石の網”のように

まず自分が光り輝くことで
触れる全ての人たちも光を放つ。


世界を変えるには

各人が、与えられた持ち場を守り
与えられた役割を全うしていくことです。


大きな波がやってくる今こそが

目の前の小さいなことを
大きな心で取り組むこと

それが、これからの時代
ますます大切になってくる働き方と生き方だと思うのです。


そう生きると決めた瞬間から
その人は輝きを放ち

その光の波が広がり
やがて世界の果てまで届きます。


あなたが発する光によって

未来がひらかれることを
心から祈っています。

小田真嘉

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